健康経営の観点から考える、メンタルヘルス対策を実務に落とし込むためのポイント

2026年3月23日、港区産業振興センターで開催されたアクサ生命保険様主催「心の健康を軸にする職場づくりの実践を学ぶ」というセミナーを聴講する機会がありました。当日は社労士、人事労務担当の方なども参加されており、企業における健康経営の推進やメンタルヘルス対策を実務に落とし込むうえで参考となる内容が多くありました。

近年は、健康経営や人的資本経営の観点からも、従業員の心の健康に配慮した職場づくりの重要性が高まっています。ただし、「大切にしたい」という理念だけでは十分ではなく、日常の実務に落とし込んでいくことが重要です。

たとえば、企業実務においては、次のような点が基本となります。

・不調を抱えた従業員が早めに相談しやすい体制を整えること
・管理職が部下の変化に気づき、必要に応じて適切な支援先につなげられること
・長時間労働や業務負荷の偏りなど、職場環境の課題を把握すること

メンタルヘルス対策は、不調者が出てからの対応だけでなく、未然予防の視点も欠かせません。セルフケアに関する情報提供、管理職への周知、相談先の明確化などを継続して行うことが、安心して働ける職場づくりにつながります。

心の健康を軸にした職場づくりは、制度を設けるだけで完結するものではなく、経営層、人事労務、管理職、産業保健スタッフなどがそれぞれの立場で関わりながら進めていくことが大切です。

当事務所でも、企業ごとの実情を踏まえながら、産業医として実務に即した支援を行ってまいります。

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